【MTF記録】家族との“認識のずれ”に気づいた日。ゆっくり、また歩き始める

こんにちは。
今日は、家族とのあいだで感じた小さなすれ違いについて
書いてみようと思います。

ずっと受け入れられていると思っていた

私は普段からレディースの服を着て、メイクをして過ごしています。
家族と出かけるときもそのままの姿で一緒に歩くし、
ずっと自然に受け入れてくれているのだと思っていました。

だからこそ、
**私にとって“譲れない根源的なこと”**に対して
少し否定的な反応が返ってきたとき、
胸の奥がふっと冷たくなるような感覚がありました。

「譲れない」と言ってしまったけれど、後悔はない

その瞬間、私は
「ここだけは変えられない」「譲れない」
と、はっきり言葉にしてしまいました。

強く聞こえたかもしれないけれど、
後悔はしていません。

今までの行動や時間を見てきてくれているのなら、
きっと理解してもらえるはずだと、どこかで信じていたから。

気まずい数時間と、家族の「好きにして良いよ」

その後、数時間だけ
お互いに言葉を選ぶような、少し気まずい空気が流れました。

でも最終的に家族は、
「好きにして良いよ」と言ってくれました。

その言葉は、
これまで私が家族のためによく口にしてきた言葉でもあります。
そう思うと、なんだか胸が少し温かくなりました。

1日たてば、いつもの家族に戻っていた

翌日にはもう、
次にランチに行く話や、遊びに行く予定の話をしていて、
いつもの私たちに戻っていました。

うちの家族は、ジェンダーのことで大きく揉めることはありません。
でも、こういう小さな行き違いは、ときどき起こります。
それはきっと、当然のこと。

理解できないことがあってもいい　ただ、信念の部分だけは静かに見守ってほしい

生き方に“答え”はなくて、
私自身も手探りで進んでいる毎日です。

家族だって、すべてを完璧に理解できるわけではない。
それもわかっています。

それでも──
どうしても譲れない私自身の信念の部分だけは、
そっと見守ってもらえたら嬉しい。

そんな一日でした。

女性ホルモン注射後の体の記録