注射の日は、気持ちが少し上がる日
週に一回の女性ホルモン注射。
この日は、私にとって少し特別な日です。
注射そのものは淡々としているのに、
終わったあとは、なぜか気持ちがふっと軽くなる。
「また一歩、進んだ」
そう思える瞬間があるだけで、
心が静かに前を向いてくれます。
嬉しい、という気持ちが
無理なく、自然に湧いてくる日です。
一ヶ月半で感じた、はっきりした身体の変化
最近、バストのふくらみを
はっきりと感じるようになりました。
正直なところ、
一ヶ月半でここまで変化を実感できるとは
思っていませんでした。
触れたときの感覚、
鏡に映るシルエット、
服を着たときのライン。
どれも大きな変化ではないけれど、
確かに「今までとは違う」と感じられる。
そのひとつひとつが、
とても嬉しいです。
数か月後の自分を想像すると、
自然と楽しみな気持ちが膨らんできます。
服選びが、少し楽になってきた
最近は、
「着たい服」と「着こなせる服」が
少しずつ分かってきました。
以前は、
着ては脱いで、
また着て、
鏡の前で何度も悩んでいました。
でも今は、
「これはこう合わせる」
「この服にはこれ」
そんな感覚が、
だんだん自分の中に残るようになってきました。
コーディネートで迷う時間が減って、
その分、お洒落を楽しめている気がします。
上手に着ている、というより
無理なく着られている
そんな感覚です。
注射のときに見える、変えられない現実
ホルモン注射のとき、
洋服をまくると見える腕。
どう見ても、
年齢を重ねた「おじさんの腕」。
その現実に、
一瞬、気持ちが沈むこともあります。
年齢は、どうしようもない。
それは、きっと事実です。
それでも、できるところは楽しみたい
変えられないものがあるなら、
変えられるところを、ていねいに。
おしゃれを楽しむこと。
身体の変化を感じること。
今の自分を、ちゃんと見つめること。
全部、無理なく、できる範囲でいい。
完璧じゃなくても、
若くなくても、
思い通りにいかない部分があっても、
それでも「今」は、確かに前に進んでいます。
週に一回の注射。
少しずつ変わっていく身体。
迷いが減ってきた服選び。
そのひとつひとつが、
ちゃんと積み重なっている。
これから先、
また気持ちが揺れる日もあると思うけれど、
今感じているこの「嬉しい」という気持ちは、
確かに本物です。
だから私は、
できるところはやって、
おしゃれと身体の変化を、これからも楽しんでいく。
焦らず、比べず、
自分のペースで。
それが、
今の私が選んだ生き方です。